
ここでは胸の真ん中が痛い場合に考えられる病気、胃腸炎について詳しく説明しています。
通常は胃腸炎と言えば、急性的に胃の粘膜に炎症が起きている状態のこと、つまり急性胃腸炎のことを指して言います。急性胃腸炎を繰り返していると慢性胃腸炎となります。
原因として挙げられるのが、刺激がある飲食物や薬剤によるもの、そしてストレスによるものがあります。コーヒーやアルコールなどの飲み物や唐辛子などの香辛料を多く含む食物、また暴飲暴食などは、胃の働きに大きく負担をかけてしまう為、炎症が起きやすい状態になります。とくにアルコール類は胃の粘膜を荒らす上に、胃酸の分泌を促す為、過剰な摂取には注意が必要です。
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●急性胃腸炎の症状と治療
急性胃腸炎の症状は、胸の痛み以外にも、吐き気や嘔吐、食欲不振や倦怠感などが挙げられます。症状が酷くなると、びらんや潰瘍、吐血や下血を伴うこともあります。治療は、原因が明確であればその原因を除く治療が基本となります。一日程度絶食をして胃を休ませ安静にしておくと、多くの場合症状は治まります。
食欲が湧いてきたら、おかゆやうどんなどの消化の良いものを食べるようにします。それから段々と通常の食事に戻していきます。出血が認められる場合には、内視鏡を用いて止血治療を行います。
症状が重い場合は、胃酸分泌抑制剤や胃粘膜保護薬を服用して経過を見ます。
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