狭心症
ここでは左胸が痛い場合に考えられる病気、狭心症について詳しく説明しています。

狭心症と言う病気は、一時的又は慢性的に心筋に必要な血液とそれに含まれる酸素が十分供給されない為に胸の痛みなどの症状が現れる病気です。主に心臓に血液を送る冠動脈の血管が、動脈硬化などによって内腔が狭窄されることが直接の原因となっています。

狭心症はその性質によって6つの種類に分けられます。

以下に詳しく見ていきましょう。


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発生状況による分類

@労作性狭心症・・・運動時や興奮時の血圧上昇に伴って心臓に負担がかかると起こる狭心症です。
A安静狭心症・・・労作性狭心症に対して、運動時や興奮時などに関わらず安静にしている状態でも起こる狭心症です。

発生原因による分類

B器質性狭心症・・・冠動脈が主に動脈硬化によって狭窄して起こる狭心症です。冠動脈硬化性狭心症とも呼ばれます。
C異型狭心症・・・冠動脈が痙攣して血流が滞ることで起こる狭心症です。冠攣縮性狭心症とも呼ばれます。

病状による分類

D安定狭心症・・・発作の起こり方や強さや長さなどが安定していて、毎回ほとんど同じように起こる狭心症です。
E不安定狭心症・・・発作の起こり方や強さや長さが不安定で、軽いものや重いものが不規則に突然起こる狭心症です。このタイプは心筋梗塞へ進展することが多く、特に注意が必要です。

狭心症の症状と治療

狭心症の症状は、主に左側の心臓の付近を中心に痛みが広がります。胸の痛み以外にも、動悸や不整脈、呼吸困難や頭痛に嘔吐などの症状も現れます。

また狭心症の治療については大きく分けて以下の3つの方法が選択されます。
「薬物療法」・・・最も基本的な治療法で、血液をさらさらにする抗血小板薬と、心臓の負担を軽減するβ遮断薬や硝酸薬、カルシウム拮抗薬などを使います。
「カテーテル療法」・・・カテーテルを通して冠動脈内の狭窄を広げる治療法です。
「血管バイパス療法」・・・狭窄部の血管の先に体の他の部分の血管を用いて繋いでしまう方法です。


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