
ここでは女性の胸の痛みの原因として考えられる病気、乳腺症について詳しく説明しています。
乳腺症とは乳腺に良性のしこりが出来る病気です。乳腺炎や乳腺線維腺腫とは名前や症状などが似ていても区別されます。乳腺症は本来病気というよりは、生理や妊娠と同じようにホルモンバランスの異常によるものなので、経年による生理的変化の一環と言った方が正しいかもしれません。
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●乳腺症の特徴
乳腺症は30代後半辺りから閉経するまでの女性に多く、乳腺が卵巣ホルモンの影響を長年受け続けてきたことによって部分的に線維化した場所に、痛みや圧迫感を感じるのが特徴です。特に生理前などでホルモンバランスが崩れることで、より一層症状が強くなる傾向にあります。症状は胸部の疼痛や圧迫感、しこりの違和感や異物感、乳汁の分泌異常などが見られます。
乳腺症のしこりを触知した際、ほとんどの方が乳がんではないかと心配されます。乳腺は良性で乳がんは悪性ですから、癌でなければ安心して大丈夫です。また治療の必要もありません。
ただし、乳腺症だから大丈夫だろうと思い込んで、実際に乳がんが発症して発見が遅れてしまうということも考えなければいけません。定期的に健診を行うことは自身の身を守る為に重要なことなのです。
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