
ここでは右胸が痛い場合に考えられる病気、胆石症について詳しく説明しています。
胆石症とは肝臓で生成される胆汁の成分が固まって出来る結石が、胆嚢や胆管に溜まってしまう病気です。肝内結石、胆管結石、胆嚢結石というように結石が出来る場所によって名称が変わり、それぞれに対しての治療法も変わってきます。
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●胆石症の特徴
本来胆汁に含まれるコレステロールは胆汁酸によって分解され凝固することはありませんが、胆嚢で濃縮される時に何かしらの要因によって遊離され結晶が出来てしまうとコレステロール胆石となってしまい様々な障害を引き起こしてしまいます。他にはビリルビンカルシウム結石や黒色石といった色素結石があります。胆石症の代表的な症状は胆石疝痛と呼ばれる激しい痛みです。右側の上腹部から胸部辺りに強く刺すような痛みを生じ、胆嚢の筋肉の動きによって発作的に起こります。他には発熱や黄疸が見られることがあります。
日本人では現在10人に1人は胆石を持っていると言われていて、年々増加しています。これには戦後の食生活の欧米化や、医学の進歩による検査段階での発見率が高くなったことが背景としてあります。また比較的男性よりも女性に多いことが報告されています。
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